よかったことに目を向けよう

※社内メールマガジンに書いた文章を修正したものです

何かの活動を終えた時やプロジェクトの節目などに、みんなで「ふりかえり」をすると思います。その時にどんなことを話していますか?

「こういうことができていなかった」「これが課題」ということだけが中心になっていないでしょうか。ふりかえりの場そのものが「反省会」と呼ばれている場合もありますよね。

私たちは普段から「課題・問題を見つけて解決する」というやり方(ギャップアプローチ)に慣れ親しんでいます。課題解決はもちろん大事なのですが、ふりかえりを行う時には、「うまくいかなかったこと」だけでなく「よかったこと」「うまくいったこと」にも意識的に目を向けるべきなのです。

具体的にはどんなことか? 「日程通りにリリースできた」「お客様の要望を満たせた」といった成果そのものはもちろんのこと、「議事録を短時間で発行できた」というような「やり方」のよかった点や、「前向きな議論ができた」「○○さんに感謝してもらえた」というたぐいのものでもいいのです。よかったことを具体的に挙げてみましょう。

よかったことに目を向けるべき理由としては、大きく2つあります。

1つは、「よかったことにも学びがある」ということ。うまくいったのだからふりかえらなくてもいいということはありません。どういうところがよかったのか、今後も続けるべきことは何かをきちんと確認しておくことで、次に向けての指針になります。

もう1つの理由は、チームとしてのマインドの問題です。うまくいかなかったことだけを考えていては滅入るばかり。全員で「よかったこと」にも目を向けることを続けていれば、メンバーの姿勢が前向きになりますし、雰囲気もよくなります。

そのようなふりかえりのやり方としてはいろいろありますが、シンプルなのは「Good & Better」といって、「よかったことは…」「さらによくするとすれば…」の順にふりかえる方法です。まず「よかったこと」に集中する、というだけで違いが生まれます。

もう少しきちんと行う手法として、KPT(通称「けぷと」)があります。これは

(1) よかったこと、今後も続けること(Keep)
(2) 課題であること、問題点(Problem)
(3) 今後試したいこと(Try)

の順に挙げていくものです。

いずれのやり方をとるにしても、「よかったこと」をまず先に挙げるのが大事です。課題・問題点出しを先にすると、頭が課題解決モードになってしまい、「よかったこと」が出なくなります。いつもの習慣で課題が頭に浮かんできてもいったん手放して、まず「よかったこと」を出しきってしまいましょう。

ふりかえりの改善は、少しの手間で効果大です。ぜひお試しを。

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